宇宙電池

地球上では原発廃止論が震災以降叫ばれているが、宇宙開発においては言い方で誤解を招くようだが原子力は大変重宝されてきた。

宇宙電池

核物質は分裂反応から熱を発し続けるわけだが、地上ではその性質からほぼ半永久的に注意をしていかなければならないが、宇宙という、人がいなく、広すぎるために核分裂反応の影響を気にしなくていいという条件だとその不利が一変する。

動力源、エネルギー源としてこれほど優秀なものがなくなるのである。

ある程度発生する熱量を計算できさえすれば、熱を電気に変換する発電装置を使えば数十年単位で電力を生み出し続けてくれる。電池としての性能は化学電池の何桁も上なのだ。

木星探査など、太陽から離れれば離れるほど太陽光発電の効率は落ちる。しかし、原子力電池ならそういう制約からは自由だ。

しかしチェルノブイリの事故以降全世界的に核物質の扱いは神経質になっていく中で新たに原子力電池を宇宙用とはいえ大っぴらに造らなくなり、冷戦崩壊直後に、ロシアから電池の在庫を購入したりさえした。

しかしオバマ政権になってから、宇宙開発も効率化が叫ばれるようになり、それは月の有人探査計画の中止という結果にもなったが、探査機に早期に結果を出すことを求めたためか原子力電池用の核物質の増産を指示したという。

最大のリスクは地上からロケットを打ち上げるときの事故だが、宇宙開発にどれだけ価値を見出すかによるのだろう。

 

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